任意整理のデメリット

任意整理は、債務整理の中でも、比較的初期で取りやすい手続きで、借金返済が出来なくなる前に、手を打つことが出来る方法と言えます。

 

一方で、債権者側からすると、任意整理の手続きをとられると、利息収入がなくなったり、貸倒れリスクが高まる事から、債務整理をされるのを嫌がります。

 

 

消費者金融のビジネスモデルを考えれば、

 

  • 利息収入を得るために、少しでもリスクの低い人へ多くの金額を融資する事。
  • リスクの高い人に関しては、貸し剥がし(融資を回収)する方向へとシフトチェンジする事。

 

簡単にいえば、この2つを上手く機能させる事で、収益を上げていますので、融資リスクの高い人へと融資をする事は、貸したお金が戻ってこないリスクと、利息収入が入らないので、費用倒れする事にもなりかねません。

 

 

そのため、できるだけリスクの高い人への融資をしない事は、しいては債務者の多重債務を防止する事にも繋がりますので、とても重要な課題だと言えます。

 

そのために、消費者金融は指定信用情報機関への加盟をして、信用情報機関を通じて、借入情報の交流を行っています。

 

 

この借入情報の交流には、

 

  • 本人を特定する情報

    氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、勤務先電話番号、運転免許証等の記号番号等

  • 契約内容に関する情報

    登録会員名、契約の種類、契約日、貸付日、契約金額、貸付金額、保証額等

  • 返済状況に関する情報

    入金日、入金予定日、残高金額、完済日、延滞等

  • 取引事実に関する情報

    債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡等

  • 申し込みに関する情報

    本人を特定する情報(氏名、生年月日、電話番号及び運転免許証等の記号番号等)、並びに申込日及び申込商品種別等

 

取引事実に関する情報が含まれていて、この情報が、一般的には「異動情報」と呼ばれたり、「ブラックリスト」と呼ばれたりする情報となっています。

 

 

この異動情報と呼ばれる情報は、債権者が報告するもので、これらの情報を見る事で、多重債務とならないように新たな融資をしないように注意喚起を促すものとなっています。

 

 

任意整理の手続きを取る事で、この信用情報に異動情報が報告されるというデメリットが生じる事になります。

 

異動情報が報告されると、先に紹介した通り、消費者金融の融資審査が厳しくなり、融資を受ける事ができなくなったり、クレジットカードの審査、住宅ローン、車のローンなどの銀行や信販会社の審査に通りにくい、もしくは通らない可能性が高まってしまいます。

 

これは、任意整理だけでなく、債務整理の手続きを取った時に考えられるリスクですが、良いように捉えるとすれば、

 

これで借金する事から離れる事が出来る

 

と思えば、そんなに苦に感じる事も無いかと思いますので、要は考え方次第では無いかと思います。

 

 

ちなみに、異動情報の報告期間ですが、任意整理の場合は「5年を超えない期間」とされていますので、任意整理の手続きを終えてから、5年我慢すれば信用情報から削除されますので、少しの辛抱です。

 

その期間に、任意整理後の借金返済をしたり、少しずつ貯蓄を進めておく事で、その先の生活を変えていく事にも繋がるかと思いますので、上手くその期間を利用すると良いかと思います。

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